Photoshopを通じてイメージの切り抜き方法は様々です。
最も一般的に使用される「ペンツール」を利用した切り抜き方法を
ご紹介します。 まず、切り抜きしたい画像をデスクトップから呼び出します。
画像が挿入されたのを確認したら、Photoshopの左上にあるツールを確認してください。
ツールの下段を見ると、万年筆の形をしたアイコンが確認できます。
このアイコンが「ペンツール」を意味します。
ペンツールとも呼ばれるこの道具を活用して、どのように切り抜きを
するのか、その過程を詳しくお教えします。
ペンツールを利用して切り抜き作業を行うためには
まず、マウスカーソルを画像の上に上げてからセクションをクリックして
パスを作る必要があります。パスとは英語で使われるpathに似た意味で
簡単に言えば、はさみで紙を切るように背景とイメージを分離した地点が残ることを意味します。
紙の切れ目がまるで
通りかかった道のように残っていると理解すればいいと思います。
何より、切り抜きの時にはパスの最初地点と
最後の地点があってこそ完璧に背景とイメージを
分離することができます。はさみを使って
紙の上に丸い形を切る時のようにです。
下記のように切り抜き画像全体にパスが形成されている場合は、
Photoshop上部のツールパネルにある選択範囲タブをクリックしてください。
選択範囲をクリックすると、選択範囲を読み込むウィンドウが表示されます。
ここでは最小0から最大250までの
フェザー半径の値を入れることができます。数字を高く設定するほど
背景との間隙がぼやけます。
<フェザー変更値設定>
背景と切り抜きのイメージの間隙が鮮明で
ぼやけるということがPhotoshopで切り取りを
経験していない方には、難しく感じられると思います。
もう少し分かりやすいように、以下の例示画像を通して説明します。
右上の画像の場合、青色の背景と
カメラのイメージが完全にきれいに分離された感じを与えるなら、
下の画像の場合、枠に
霧の効果を入れたようにぼやけて見えるのが感じられますか?
このように、フェザー半径に入れる数字によって、切り抜きイメージ枠の
効果を設定できるので、切り抜き作業後に
ぜひフェザーの変更値を必要に応じて指定していただければと思います。
ペンツールを用いた切り抜きした場合、
相対的にディテールな作業が要求されますが、すっきりとした切り抜き作業が
できるので、ぜひ知っておくといいPhotoshop機能の一つです。
ただ、初心者の方にはややこしくて難しく
感じられる方法なので、もう少し簡単に
切り抜き作業ができる方法をご紹介したいと思います。
それは、Photoshopの「自動選択ツール」を使用することです。
このツールは色を基準に選択領域を作るときに便利なツールです。
ツールの名称の横にあるアイコンが
まるで魔法の杖のような形をしていることから「魔法棒」とも呼ばれています。
▶️ 使用方法は左のツールバーで光る
杖の形をしたアイコンをクリックしてから自動選択ツールを選択し、
切り抜き作業を希望する画像の選択領域を指定してください。
▶️ 背景と分離したい画像をクリックすると
類似の色が自動的に選択されます。
より簡単に切り抜き作業を進めたい場合は
Photoshopの上段メニューから許容値を調節してください。
0~255までのピクセル値で設定できます。
許容値が低くなる場合、
クリックしたピクセルの色に似た色が、高くなると
より広い範囲の色を選択領域にすることができます。
<自動選択ツール画像選択>
自動選択ツールの場合、
枠が複雑でないオブジェクトと
背景の色が複雑でない時に使いやすい方法です。
素早い切り抜き作業を可能にするという利点を持っていますが、
複数の色が混ざった背景またはオブジェクトの場合は使用に適さない場合があります。
簡単に下の例示画像を一緒に見てみましょうか?
地球の切り抜き画像が必要でグーグルリングをしたとき、
よく見かける2つのイメージです。
最初の画像の場合、背景が一つの単色ではなく明るい青色から濃い色まで、
また、途中途中に白い星が混ざっていることもあります。
逆に、右の画像は一目で見ても
黒い色だけで満たされた背景だということを確認することができます。
もし、自動選択ツールを使用して切り抜きイメージ作業をしなければならない場合は
どんなイメージを選べばいいでしょうか?
オブジェクトの枠と背景の色が複雑でない場合!
これは悩むこともなく
すぐ右側のイメージということ、簡単に理解できますよね?
これからは自動選択ツールとして、切り抜き作業の前に
作業時間を短縮させるイメージの選択が最優先だという事実、
忘れないでください!
最後にご紹介するPhotoshopで、 切り抜きする方法は
それは、「オブジェクト選択ツール」を利用することです。
「オブジェクト選択ツール」については、先ほどご紹介した
二つの方法に比べて相対的に
もっと簡単で早く切り抜きする方法なので
多くのデザイン実務者の方々が使うツールでもあります。
すると、オブジェクト選択ツールを用いた
切り抜き方法を順番にご説明します。
まず、切り抜き作業を望むイメージを
デスクトップから呼び出した後に
自動選択ツールを利用する際にクリックしたアイコンを選択し、
最上段にあるオブジェクト選択ツールを押してください。
<オブジェクト選択ツール shift キー活用法>
オブジェクト選択ツールを選択した場合は、読み込んだ画像の中で
切り抜き作業を希望する被写体をクリックするか、あるいは被写体の範囲を
四角形に結ぶと、下段最初のイメージのように
画像の枠に点線の表示が表示されます。
数回クリックするだけで切り抜き作業が
本当に完了したのか、確認してみるといいですよね?
選択した画像をドラッグして剥がしてみると、2番目の画像のように
被写体が背景と完璧に分離されたことがわかります。
そして、時によって一つの被写体ではない二つ以上の事物を
オブジェクト選択ツールを活用して、切り抜き作業をしなければならない時もあると思いますが、
3番目の画像のようにボール画像を追加で切り抜き作業を進めたい場合は、
画像を選択してドラッグするといいです。
もし背景と切り離してから
切り抜き作業が一部進んでいない部分を発見した場合、
shiftキーを押してその部分だけもう一度範囲を指定していただければ
きれいな切り抜き作業が完成します。
Photoshopを利用して簡単に切り抜きできる
3つの方法をご紹介しました。
実際にデザイン実務者でも一つの特定ツールを
使用するのではなく、イメージによって
様々なツールを交互に使用したりします。
そのためには必要なイメージがあっても
もう少し切り抜きに適した画像を選ぶことが
何より重要だと言えます。
それでは、多くのイメージの中で切り抜きに
適したイメージは何でしょうか?
切り抜きに適した画像の場合
簡単に言うと枠がきれいなイメージだと言えます。
理解を深めるため、以下の例示画像を
見てみます。 まず左の画像の場合、
子犬の毛が枠にあるのでパスを生成することが
一目で見ても簡単ではなさそうです。
一方、右側の月のイメージはきれいな丸い図形の形であるため
作業を行う上で相対的に
簡単であることが一目で理解できます。
したがって、切り抜き作業を進める前にイメージを
無作為に選ぶより、切り抜き作業のために簡単な
イメージを選ぶとより楽に作業できるという事実、
忘れずにぜひ参考にしてください。
<ペンツールできれいに切り抜き方法>
もし、すっきりとした切り抜き作業のために
先ほどお話しした3つの方法のうち、ペンツールを利用した
切り抜きを進めることに決めたら、
作業前に必ず知っておかなければならない、切り抜き作業のコツがあります。
初心者の場合、切り抜き作業に慣れていないので
まずイメージを拡大してから
オブジェクトの枠の近くではなく、1~3ピクセルの内側で
切り抜き作業を進めることです。
早い理解のために、以下の例示画像を見てみましょう!
左の画像の場合、花びらの枠の付近で
切り抜き作業をしている場合であり、右側の画像の場合
花びら、つまりオブジェクトより1~3ピクセル程度内側から
切り抜きをしている様子です。
枠のすぐ近くで切り抜き作業を
進行する場合、オブジェクトに背景画像が
一部残っている確率が高いからです。
それで、切り抜き作業をする時は
必ず右側の画像を参考にしてペンツールを使うと
切り抜き作業をよりきれいに完成できると思います。